【サリュート7のあらすじ・評価】キャスト|ロシア映画|洋画の感想とまとめ
今回はサリュート7という映画をご紹介させていただきます。
- あらすじ
物語のあらすじは、ロシア初の宇宙ステーション「サリュート7号」が何らかの不具合により、地球からの操縦・通信が不可能に。
操縦不可能な無人の宇宙ステーションをこのまま放置すれば、地球に墜落し多大な影響を及ぼす可能性があった。
そこで、サリュート7を修理するため人を送ることにする。
行くことになった人物は、かつてソリュート7が無人になる前、船内で仕事をしていた「ウラジーミル」、そしてサリュート計画当初から関わってきた技師の「ヴィクトル」。
そして宇宙をさまよっていたサリュートを見つけ、船内に入るとすべてのシステムが完全に機能停止していた。
果たして彼らは無事にミッションをクリアし、地球に帰ってこれるのか。
- キャスト
監督:クリム・シペンコ
キャスト:ウラジミール・ヴドヴィチェンコフ
リューボフ・アクセイヨノバ
パーヴェル・デレヴィヤンコ
オクサナ・ファンデラ
主人公のウラジミールってどんな人なのか、ご紹介してますのでよければご覧ください。
- 感想
これは実話をもとに作られた映画です。
国営宇宙開発企業ROSCOSMOS(ロスコスモス)全面協力のもと映画化されました。
主人公のウラジーミルは、もともと優秀な宇宙飛行士だったのですが、宇宙に行った際「謎の光を見た」と証言してしまい退役になってしまいます。
始めのうちは、ウラジーミルが宇宙へ行くまで淡々と進みます。
宇宙へ行くことになったのはいいですが、ウラジーミルには家族がいて、ヴィクトルには妊娠中の妻がいます。
家族か仕事かって感じですよね。
もちろん家族は大反対。それでも行くことに決めました。
ヴィクトルも反対している妻に対して、僕にしかできない事なんだ。と言っていくことになります。
この辺が僕的に考えさせられました。
僕がこの立場だったら行くのか。なぜ行くのかって。
そして宇宙へいざ出発。ヴィクトルと二人だけの宇宙旅行です。
ジャンルはSFですが、物語がとてもリアルでした。
さすが、ロスコスモス協力の映画です。
宇宙飛行士、司令塔、そして上層部の圧力。
上層部の人間は、ソ連の最新技術をアメリカに奪われたくないから
人がいてもいなくても、衛星を打ち落とせと指示します。
どの映画もこういう腹が立つ人間っていますよね。
でもこういう人間がいるから映画は面白い。
司令官は人間味があり、上層部の指示をぎりぎりまで聞こうとしません。
ここで宇宙ステーションの修復作業に取り掛かってるウラジーミルとヴィクトルに新たな問題が発生します。
タイムリミットギリギリまで作業をしていたのですが、酸素が少なくなり一人しか地球に返せないと。
船の掟で、船長は最後に降りる。というルールがあります。
というか初耳でした。
潔く宇宙に残ることに決めたウラジーミル。
どんだけ男前なんだよ。
僕ならヴィクトルを騙しt((殴
ウラジーミルの家族が通信で最後の別れを言うため、会いに来ます。
涙腺崩壊待ったなしです。
妻が最後に「戻ってきて」っていうんですよ、このシーンは辛すぎました。
それでもウラジーミルは、ヴィクトルを地球に返すことにします。
ですがヴィクトルは、「一人じゃ地球に帰らない」ということを聞きません。
「お前を残して地球に帰ったら、妻やお前の家族になんて言えばいい?」
ヴィクトルのこの言葉に、二人は死を覚悟し宇宙ステーションの修復作業を再開します。
最後まで息をのむ作品になってます。
何回かこれは死んだ。と覚悟するシーンがあり終始ドキドキしてました。
視聴者の僕ですら諦めてしまいそうになる中、決して二人はあきらめません。
可能性が1%でもある限り、立ち向かいます。
その姿勢、そして登場人物のあらゆる感情。
諦めない心、絆。
とても勇気づけられ、感動する作品になってます。
- 評価
Yahoo!映画 ★3.61
映画.com ★3.5
- まとめ
・家族への愛と仕事に対する未練や葛藤を描いている。
・少しの可能性に掛け、諦めない気持ちを教えてくれる。
・ 人類の偉大な功績と感動。
・宇宙飛行士らしい細かい演出。
他にも海外の映画を紹介してますので、よければご覧ください。